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ニッタク ライジング2レビュー|初心者・ジュニアに本当におすすめ?軽くて振り切れる5枚合板の実力を徹底解説

目次

この記事でわかること

  • ライジング2の基本スペックと公式の位置づけ
  • 軽量・細グリップが初心者やジュニアにもたらす具体的なメリット
  • ドライブ・カット・サーブそれぞれでの打球感のリアル
  • ライジング2が向く選手・向かない選手の見極め方
  • バイオリン、ルーティス、ラティカライトなど同価格帯モデルとの違い

「最初の1本に何を選べばいいのかわからない」「軽くて振りやすいラケットを探しているけど、ちゃんと上達につながるものがいい」——卓球を始めた人や、お子さんに初めてのラケットを買ってあげたい保護者の方からよく聞く悩みです。今回はそんな方に向けて、ニッタクのオールラウンド用シェークハンド「ライジング2(NE-6177)」を、スペックから打球感、不向きなプレイヤーまで腹を割って解説していきます。

ライジング2の基本スペック

まずは公式のスペックを確認しておきます。価格・板構成は2026年5月時点でニッタク公式サイトに掲載されている数値を参照しました。

項目 内容
メーカー Nittaku(ニッタク)
品番 NE-6177
カテゴリ シェークハンド/オールラウンド用
希望小売価格(税込) 5,940円(税抜5,400円)
板構成 木材5枚合板
板厚 5.6mm
重量 75±g
ブレードサイズ 157×150mm
グリップ形状 FL(フレア)100×24mm
打球感 ソフト
スピード スロー
ジュニア対応 あり
原産国 中国

公式キャッチコピーは「さぁ、ここから始めよう!」。コピーから分かる通り、ライジング2はニッタクが「これから卓球を始める人」「上達を目指したい人」に向けて作っているモデルです。価格帯も入門者が手を出しやすいレンジに収まっています。

注目したいのは、グリップの太さが24mmと細めに設定されていること。一般的なシェークハンドのフレアは25〜26mm前後が多いので、握り込んだときの体感は明らかにスリムです。手の小さい小学生・中学生やジュニア層を意識した設計だとわかります。

ライジング2の特徴・レビュー

ライジング2を一言でまとめるなら「振り切る楽しさを最初から味わえる軽量5枚合板」です。スピードや派手な弾みでアピールするタイプではなく、扱いやすさを徹底的に磨いてあるラケットです。

特徴①:75g前後の軽量ボディで腕が振り切れる

ライジング2の最大の武器は、なんといっても75g前後という軽さです。シェークハンドラケットは80〜90gクラスがボリュームゾーンなので、5〜10g軽いだけでもスイング感はガラッと変わります。

実際に持つと「思ったより軽くて、最初は逆に頼りなく感じる」くらいの軽量感です。ところが素振りしてみると、腕の力に頼らずラケットの先までしっかり振り切れるのがすぐにわかります。卓球初心者がぶつかる最大の壁は「フォームが固まる前に重さでスイングが崩れる」こと。ライジング2はその壁の高さを物理的に下げてくれるラケットだと思います。

ジュニア対応をうたっているのは伊達ではなく、小学生でも体幹を使ったスイングを最初から練習しやすいのが大きいです。重いラケットだと腕だけで振る癖がついてしまうので、軽さは技術習得のスピードにそのまま跳ね返ってきます。

特徴②:5枚合板+板厚5.6mmで生まれるソフトな打球感

板構成は木材5枚合板、板厚は5.6mm。カーボンを挟んでいない純木材なので、打球感は素直で柔らかく、ボールがしっかり食い込む感覚が得られます。

5.6mmという板厚は、5枚合板としてはやや薄めの設定です。薄いほど球持ちが良くなり、回転をかける時間的な余裕が生まれます。初心者がまず覚えるべきはツッツキ・ループドライブ・サーブといった「回転をかける技術」で、その練習相手にライジング2は向いています。

ニッタクの公式情報でも「打球感ソフト・スピードスロー」と明記されています。スピードがスローというのはネガティブに聞こえますが、初心者にとってはむしろ歓迎すべき特性です。弾みすぎないラケットはコントロールが効き、ラリーが続きやすくなります。「相手とラリーが続くから楽しい→練習が続く→上手くなる」という上達サイクルに入りやすいんです。

特徴③:24mmの細グリップで小学生から大人女性まで握りやすい

シェークハンドの握り心地は意外と見落とされがちです。グリップが太すぎると、力んで握ってしまったり、バック面への切り返しでラケット面がブレたりします。ライジング2はグリップ100×24mmと細身に作られていて、手の小さい小学生・中学生・大人の女性プレイヤーにフィットしやすい寸法です。

細グリップのメリットはもう一つあります。指1本だけ立ててバック面を支えるような握り方(ラケット面を意識した握り)に切り替えやすく、ドライブ・ブロック・カットの面づくりが安定します。初心者のうちから自然と「面で打つ」感覚が育つので、変な手首の使い方を覚えにくいというのも嬉しいところです。

ストレートグリップ(ST)の設定は基本的にラインナップされていない(市場ではFLが流通の中心)ので、フレアでしっかりホールドして使うのが前提になります。

特徴④:オールラウンド用ならではの懐の深さ

ライジング2はカテゴリ上「オールラウンド用」に位置付けられています。攻撃にも守備にも極端に振っていない設計なので、これからプレイスタイルを決めていく初心者・ジュニア層に向いています。

具体的にはこんな使い方ができます。

  • フォアドライブの基礎練習:弾みすぎないので回転をかける動きを覚えやすい
  • ツッツキ・ストップ:球持ちが良く、台上技術の練習に向く
  • カット・ブロック:軽さと薄板が合わさってコントロールしやすい
  • サーブ練習:ボールが食い込むので回転をかける感覚をつかみやすい

「とりあえず1本目」として買って、半年〜1年使い込んでから自分の戦型に合わせて2本目を選ぶ、という使い方ができるラケットです。

ライジング2のデメリット・注意点

良いところばかり書いても信頼できる記事にはなりません。ライジング2にも、はっきりした弱点があります。

  • スピードが出にくい:公式が「スピード:スロー」と認めている通り、弾むラケットではありません。中陣からのカウンタードライブで一発抜く、というような使い方には向きません。前陣でしっかり回転をかけて崩すスタイルとは相性が良いですが、後陣でパワーで押し切るプレイには物足りなさが残ります。
  • 重量級ラバーとの相性が難しい:本体が75g前後と軽いので、両面に46〜50度クラスのテンションラバーを貼ると、トータル重量が想定より重くなり、せっかくの「振り切れる軽さ」が薄れます。中硬度・厚(特厚以下)のテンションや、コントロール系ラバーとの組み合わせが本来の良さを引き出します。
  • 中級以上に進むと物足りない:弾みのスローさは武器でもあり、限界でもあります。1〜2年練習を続けて回転量・スイングスピードが上がってくると、「もうちょっと弾んでくれていい」「球の伸びが欲しい」と感じる場面が増えます。そのときが買い替え時です。
  • 打球音が控えめ:5枚合板+ソフトな打球感の組み合わせなので、カキーン!と乾いた高音が鳴るタイプではありません。打球音にこだわる人には別モデル(後述のバイオリンなど)の方がマッチします。

これらは「ライジング2が悪いラケット」ということではなく、「軽量×ソフト×スロー」というキャラ設計の裏返しです。買う前に把握しておくと、後悔しない選び方ができます。

こんな選手におすすめ

  • ✅ これから卓球を始める初心者:弾みすぎず、振り切れて、回転練習に向く
  • ✅ 小学生・中学生のジュニア層:軽量&細グリップで体幹を使ったフォームが身に付きやすい
  • ✅ 大人になってから卓球を始めた女性プレイヤー:手の小さい人にもフィットするグリップサイズ
  • ✅ コントロールを最優先したい守備系・カット系志向の人:球持ちの良さを活かせる
  • ✅ 部活で「最初の1本」を買う中学1年生:1〜2年使い込んで戦型を見極める入門機にちょうどいい

こんな選手には向いていない

  • ❌ すでに中級以上で、両面テンションでパワー勝負している選手:弾みのスローさが頭打ちになる
  • ❌ 後陣からのカウンタードライブで点を取りたい攻撃型:威力不足を感じる場面が増える
  • ❌ カーボン系ラケットの「弾く打感」が好みの人:ソフトな打球感は逆に違和感になる
  • ❌ 大柄でグリップを太く握りたい人:24mmグリップは手に合わない可能性がある

ライジング2を使ってみての印象・評判

ここからは、専門ショップの取り扱い情報や、卓球用具レビューサイトでよく取り上げられるポイントをもとに、ライジング2の実像をまとめます。

「軽くて振りやすい」「コントロールしやすい」という声がもっとも多く、特にお子さんの初めての1本として購入した人からの満足度が高い印象です。実際に打ってみると、力んで振らなくてもラケットの先までスイングできる感覚があって、初心者がフォームを覚える段階で味わうべき「気持ちよく振り抜ける感覚」が手に入ります。ループドライブやツッツキ系の回転技術も、球が板に乗る時間が長いぶんイメージしやすく、サーブで回転をかけたときの食いつきも素直です。これらは5枚合板で板厚5.6mmという、回転をかけやすい構造から自然に生まれている特性だと思います。

一方で気になる点として挙がるのは、やはり「弾みの控えめさ」です。前陣でこまかく繋ぐ分には十分ですが、中陣からの一発で決めようとするとパワー不足を感じる場面があります。打球音もカーボンラケットや高弾性タイプに比べるとマイルドで、派手な打感を求めると物足りない、という反応も見かけます。これは長所と表裏一体の話なので、買う前に「自分が求めているのは弾みなのか、コントロールなのか」を整理しておくと、選択を後悔しにくくなります。

同価格帯モデルとの比較

ライジング2と同じく「初心者・ジュニア向け」「5,000〜7,000円台」「ニッタクの5枚合板」というレンジには、いくつかライバルがいます。代表的な3モデルと比較します。

比較項目 ライジング2 バイオリン ルーティス
価格帯(税込定価) 5,940円 11,000円前後 8,800円前後
板構成 木材5枚合板 木材5枚合板(弦楽器シリーズ) 木材5枚合板
板厚 5.6mm 5.3mm 5.7mm前後
重量目安 75±g 87±g前後 85±g前後
打球感 ソフト・スロー 硬めだがしなる やや弾みあり
グリップ太さ 24mm(細) 標準 標準
こんな人向け 初心者・ジュニアの最初の1本 しなりとスピードを両立したい人 守備・粒高との相性も含めバランス重視

ライジング2 vs バイオリン:バイオリンは弦楽器製造技術を応用した5枚合板で、薄い板(5.3mm)ながら硬質でしなりが効くのが特徴です。打球音もよく、スピードも出ます。ただし定価で2倍近く差があり、重量も10g以上重い。「とにかく振り抜ける軽さで上達したい」ならライジング2、「予算と腕に余裕があって、長く使える1本が欲しい」ならバイオリン、という棲み分けです。

ライジング2 vs ルーティス:ルーティスは標準重量・標準グリップで、攻撃にも守備にも振れる王道のオールラウンド5枚合板です。粒高ラバーとの相性も良く、変則戦型を考えている人にも合います。「軽さとジュニアフィット」を取るならライジング2、「将来の戦型を広めに残しておきたい中学生以上」ならルーティスを推せます。

迷ったときの判断基準はシンプルで、「ラケットを持った瞬間に軽く感じることが嬉しいか、頼りなく感じるか」です。軽さが嬉しい層にはライジング2、もう少し打ち応えが欲しい層には他モデル、というふうに切り分けると後悔しにくくなります。

価格・購入先

希望小売価格は5,940円(税込)ですが、実勢価格はそれよりかなり下がります。卓球専門通販やAmazon・楽天などでは3,000円台〜4,000円台で並んでいることが多く、コスパで見るとさらに評価が上がります。初心者用としてはかなり手の届きやすい1本です。

購入先 特徴
Amazon Prime対応で在庫が安定。最安値クラスで買えるタイミングがある
楽天市場 ポイント還元やショップ独自のクーポンで実質価格が下がる
卓球専門ショップ(実店舗・通販) グリップ形状を実際に握って確認できる、相談しながら選べる

初心者の1本目として買う場合は、できれば実店舗で握ってからの購入がおすすめです。とくにグリップの細さは好みが分かれるので、24mmが手に馴染むかどうかを確認できると失敗が減ります。すでにラケットを使ったことがある経験者なら、ネット通販の最安値で問題ありません。

まとめ:ライジング2はこんな人に買ってほしい

ライジング2は、派手なスペックでアピールするラケットではありません。軽さと振り抜きやすさ、ソフトな打球感、細めのグリップ——どれも「初心者・ジュニアが上達する過程をスムーズに進める」ことに振り切ったキャラ設計です。

スピードを求める中上級者には物足りないラケットですが、これから卓球を始める人や、お子さんの最初の1本を探している保護者にとっては、価格・スペック・扱いやすさのバランスがしっかり取れた選択肢になります。両面に中硬度のテンションラバーや、コントロール系のラバーを組み合わせれば、ループドライブやツッツキを軸に「ラリーが続く卓球」を最初から味わえます。

「最初の1本で迷っている」「軽くて振りやすい1本を娘・息子に持たせたい」——そんな方は、ライジング2を候補のひとつに入れて損はありません。1〜2年使い込んだ頃に「もうワンランク上の弾みが欲しい」と感じたら、それが次のステップに進んだサインです。最初の相棒として、十分に応えてくれるラケットだと思います。

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