この記事でわかること
- ハッドロウリボルバーの特徴と性能
- どんなプレイヤーに向いているか
- 実際に使ってみての印象・評判
- ガレイディアリボルバーとの違い
反転式ペンを探していると、必ず候補に挙がるのがバタフライの「ハッドロウリボルバー」です。とはいえ、平均66gという軽さに不安を感じる人、両面に裏ソフトを貼っても扱えるのかが気になる人、そもそも反転ペン自体が初めてで選び方がわからない人と、悩みはさまざまあるはず。この記事では、スペック・打感・向き不向きを整理しつつ、競合の「ガレイディアリボルバー」との違いまで踏み込んで解説していきます。
ハッドロウリボルバーの基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | バタフライ |
| カテゴリ | 反転用ペン(日本式ペンの両面仕様) |
| 希望小売価格(税込) | 13,200円 |
| 品番 | 23850 |
| ブレード構成 | 木材5枚合板(上板:ウエンジ材) |
| ブレード厚 | 5.9mm |
| ブレードサイズ | 161×141mm(角丸型) |
| グリップサイズ | 86×16mm/エンド幅 上下とも20mm |
| 平均重量 | 66g |
| 反発特性 | 9.7 |
| 振動特性 | 9.0 |
| 発売日 | 2015年4月21日 |
| 原産国 | 日本 |
ハッドロウリボルバーの特徴・レビュー
一言で表すなら、「軽さと弾みのバランスが絶妙な、扱いやすい反転式ペン」です。反転式ペンというと玄人向けの印象を持つ人も多いはず。ですがこのラケットは、初心者から上級者まで戦型を組み立てやすい設計になっています。
上下対称のフラットグリップで反転がスムーズ
ハッドロウリボルバーの最大の特徴は、上下のエンド幅がどちらも20mmで揃ったフラットグリップ。日本式ペンのグリップを両面につけたような形状で、表と裏を持ち替える動作に引っかかりがありません。
反転式ペンは「反転動作が遅れる」ことが致命的になりやすい戦型ですが、このグリップ設計なら指の運びが自然に決まります。中国式ペンと比較しても操作感がフラットで、片面異質型でも両面攻撃型でも違和感なく扱える点は大きな強みです。
ウエンジ材上板による、薄くても弾む打球感
ブレード厚は5.9mmと反転式ペンとしては薄め。普通ならコントロール寄りになる厚みですが、上板に硬質のウエンジ材を使うことで、薄さを保ちながら反発を確保しています。
打球時の感触は「軽く食い込んでパチンと抜ける」イメージ。台上では球を持ってくれて、強打すれば素直に弾ける、二面性のある打感です。反発特性9.7という数値は派手な数字ではないものの、66gの軽量ボディで振り抜くと体感のスピードは想像以上に出ます。
平均66gという軽さがもたらす操作性
ペンドラユーザーが理想とする日ペン単板の重量がおおよそ96〜102gと言われる中で、ハッドロウリボルバーは平均66gと圧倒的に軽量。両面にラバーを貼ってもトータル130g前後に収まりやすく、振り遅れがほぼ起きません。
軽さは反転動作のスピードにも直結します。バック側で粒高を当てたあと、表に持ち替えて表ソフトでミート、といった切り替えが一拍速くなる感覚は、反転ペン使いほど価値を感じやすいはずです。
角丸型161×141mmの小ぶりなブレード
ブレードサイズは161×141mmで、シェークや中国式ペンと比較するとやや小ぶり。この小ささが軽量化と取り回しの良さに貢献しています。
スイートスポットは決して広くありませんが、ペン特有の手首の動きと相性が良く、台上の細かい角度調整やフリックがやりやすい設計です。
ハッドロウリボルバーのデメリット・注意点
正直に書くと、このラケットは「軽さ」と引き換えに諦めている部分もあります。
- 中陣からの強打では球質が軽くなる:ブレードサイズの小ささと重量の軽さから、台から離れた位置でのドライブはどうしても球持ちが減り、相手にとって取りやすい球になりやすい
- 両面にスピン系テンションを貼ると重さが気になる:軽量設計の良さを活かすには、ラバーの厚みや種類で総重量をコントロールする工夫が必要
- 弾道に独特の癖がある:ハッドロウシリーズ共通の傾向として、弧線の出方が個性的で、慣れるまで違和感を覚える人もいる
- 価格は反転式ペンとしては中堅以上:13,200円は決して安くなく、初めての反転ペンとしては慎重に検討したいライン
こんな選手におすすめ
- ✅ 片面に粒高・表ソフト、もう片面に裏ソフトを貼って戦う異質攻守型のプレイヤー
- ✅ 前陣で素早い反転を武器にしたい、ペン異質型・ペン粒型のプレイヤー
- ✅ 重い用具で振り遅れに悩んでいる中高生や女性プレイヤー
- ✅ シェークから反転ペンへ移行を考えていて、まず扱いやすい一本を試したい人
こんな選手には向いていない
- ❌ 中後陣からの強烈な両面ドライブで押し切るタイプのペンドラ:弾みと球質の両面で物足りなさが出やすい
- ❌ 1本のラケットで両面にスピン系テンション特厚を貼り、ガチガチに弾みを求めたい人:軽量設計の良さが消えてしまう
ハッドロウリボルバーを使ってみての印象・評判
実際にハッドロウリボルバーを使い込むと、まず驚くのが「軽さ=弱さ」ではないという点です。上板のウエンジ材が硬く、打球時に上板でしっかり弾いてくれる感覚があります。台上のフリックやチキータでは球持ちが効き、強打に切り替えた瞬間にスパッと抜ける。この緩急のつけやすさが、前陣異質攻守型と組み合わせたときに大きな武器になります。
ブロック性能の評価も高く、表ソフトを貼ってナックル気味に止める使い方や、粒高でのプッシュで揺れた球を返す使い方とも相性が良いです。ペン特有の手首の柔らかさを活かしたサーブも、軽量ゆえにモーションを大きく加えやすく、フェイクを混ぜた多彩なサーブが組み立てやすい。
一方で気になる点として、下回転に対する粒高プッシュでやや球が浮きやすいという声はよく耳にします。「もう少しラケットに重さがあれば」という感想が出るのは、軽量設計のトレードオフとして避けにくい部分。あくまで前陣で勝負するラケット、と割り切って使うのが正解だと思います。
ガレイディアリボルバーとの比較
同じバタフライの反転式ペンには、上位機種にあたるガレイディアリボルバーが存在します。どちらを選ぶか迷う人が多いので、整理しておきます。
| 比較項目 | ハッドロウリボルバー | ガレイディアリボルバー |
|---|---|---|
| 価格帯(税込) | 13,200円 | 16,500円 |
| ブレード構成 | 木材5枚合板(上板ウエンジ) | 木材3枚+アリレートカーボン2枚 |
| ブレード厚 | 5.9mm | 6.4mm |
| 反発特性 | 9.7 | 10.5 |
| 振動特性 | 9.0 | 8.2 |
| 平均重量 | 66g | 61g |
| こんな人向け | 木材の素直な打感を残しつつ反転を楽しみたい人 | 軽さと弾みを両立し、特殊素材で攻撃力を底上げしたい人 |
選び方の軸はシンプル。木材合板らしい球持ち・コントロールを重視するならハッドロウリボルバー、特殊素材で前陣攻守の威力を伸ばしたいならガレイディアリボルバー、という棲み分けです。初めての反転ペンや、変化系ラバーを試したい人にはまずハッドロウリボルバーから入る選択が無難だと思います。
価格・購入先
希望小売価格は税込13,200円。実売価格はAmazonや楽天市場の卓球専門ショップで、おおむね10,000円前後で出回ることが多いです。在庫状況やセールタイミングによって価格差が出やすいので、両方をチェックして比較するのが賢い買い方です。
| 購入先 | 特徴 |
|---|---|
| Amazon | 最安値になりやすい、Prime対応で配送が早い |
| 楽天市場 | ポイント還元・スーパーセール時にお得になりやすい |
まとめ:ハッドロウリボルバーはこんな人に買ってほしい
ハッドロウリボルバーは、「反転ペンを使いこなしたい」と本気で考える人にとって、最初の一本として理にかなった選択です。フラットグリップの反転のしやすさ、ウエンジ材による程よい弾み、66gの軽さによる素早い反応。これらが噛み合うのは、前陣で異質ラバーや変化系を武器にする戦型です。
逆に言えば、後陣からの強打で押し切るスタイルには合いません。自分のプレースタイルを見極めたうえで選べば、長く付き合える相棒になる一本。反転ペンの世界に踏み込もうとしている人は、検討候補から外す理由がない一本だと思います。
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