MENU

レボルディア CNFレビュー!木材感覚で扱える高反発ラケットの実力を徹底解説

目次

この記事でわかること

  • レボルディア CNFの特徴と性能
  • どんなプレイヤーに向いているか
  • 実際に使ってみての印象・評判
  • ビスカリアとの違い

「アウターカーボンは弾みすぎて怖い。でも木材ラケットじゃ物足りない」という悩みは、卓球中上級者なら一度は経験したことがあるはずです。そのジレンマに真っ向から応えたのが、バタフライが2020年に発売した「レボルディア CNF」です。

CNFとは「セルロースナノファイバー」の略称。植物繊維をナノレベルまで細かくほぐした次世代素材で、軽さと強度を高次元で両立しています。このラケットはそのCNFを5枚合板の外側に搭載することで、アウターカーボン並みの反発性能を持ちながら、木材ラケットのような球持ちを実現しています。

この記事では、レボルディア CNFの性能と特徴を詳しく解説し、どんな選手に向いているか、どのラバーと組み合わせるべきかをお伝えします。

レボルディア CNFの基本スペック

項目 内容
メーカー バタフライ(Butterfly)
カテゴリ シェークハンドラケット(アウター特殊素材)
品番 37061
希望小売価格(税込) 38,500円
板構成 5枚合板+セルロースナノファイバー(アウター配置)
板厚 5.7mm
平均重量 88g
グリップ形状 FL(フレア)
ブレードサイズ 157×150mm
発売年 2020年4月

レボルディア CNFの特徴・レビュー

一言で表すなら、「威力と制御が噛み合ったアウター特殊素材ラケット」です。アウターカーボン系でありながら、打っていて「掴んでいる」感覚が明確にあります。

特徴①:高反発と球持ちを両立する「CNF」の力

レボルディア CNFの核心は、素材そのものにあります。セルロースナノファイバーは、木材などの植物繊維をナノサイズ(1ナノメートル=100万分の1ミリ)まで細かくほぐして得られる極細繊維です。鉄の5分の1の軽さで5倍の強度を持つとされ、バタフライが大王製紙と2014年から共同開発を進め、2019年に特許が成立した素材です。

このCNFを5枚合板の外層(アウター)に配置したことで、従来のカーボン系素材にはなかった特性が生まれました。バタフライの性能指標で見ると、反発特性はアウターZLCと同程度、振動特性はインナーALCと同程度という位置づけです。つまり「弾み性能はアウターカーボン水準でありながら、余分な振動を抑えてボールを掴む感覚がある」ということです。

実際に打つと、ドライブをかけたときの球離れが意外と遅い。それがアウター系ラケットとして他と一線を画す点で、「もう少し掴んでくれれば」と思っていたアウターカーボンユーザーが最初に感動する部分でもあります。

特徴②:アウターとインナーの『いいとこどり』の性能バランス

レボルディア CNFは、アウターカーボン(ビスカリア・ティモボルALCなど)とインナーカーボン(インナーフォースALCなど)のちょうど中間に位置します。

アウターALCと比較すると、弾道は若干高め・弧線がしっかり出る。インナーALCと比較すると、よりスピードが出て直線的な弾道を作りやすい。この絶妙なバランスが「ドライブが速くてコースが読まれにくいが、しっかり回転もかけられる」というプレースタイルを支えます。

中陣からのトップスピンドライブで相手を押し込みつつ、前陣での台上処理でも精度を落としたくない選手にとっては、理想に近い特性と言えます。板厚5.7mmは一般的なアウター特殊素材ラケットの中では標準的ですが、CNFの振動吸収効果もあって数値の印象より「食いつく」感覚があります。

特徴③:硬いラバーとの相性が際立つ

このラケットはラバーを選びます。特に相性が良いのは、硬めの高性能テンションラバーです。

バタフライのディグニクスシリーズとの組み合わせが代表的で、ディグニクス05との相性は特に高く評価されています。ディグニクス05はスポンジ硬度が高く、単体では弾みが制御しにくいと感じる選手もいますが、レボルディア CNFのCNF層が球を適度に受け止めることで、そのパワーを扱いやすい形で出力できます。

ディグニクス09Cのような粘着テンション系との組み合わせも面白く、台上のストップや短いフリックにも精度が出やすいです。一方、ロゼナやテナジー80FXのような柔らかめのラバーは、レボルディア CNFの高反発特性と相まって「もろさ」が出やすく、組み合わせとして物足りなく感じることが多いようです。

レボルディア CNFのデメリット・注意点

ポジティブな点が多いラケットですが、正直に気になる点も挙げておきます。

  • 価格が高い:希望小売価格38,500円(税込)は、ラケット単体としてかなりの投資です。初心者や技術的な基礎固めの段階では、このラケットのポテンシャルを引き出せない可能性があります。
  • グリップはFLのみ:現行モデルはフレア(FL)グリップのみの展開です。ストレートやアナトミックを好む選手にとっては選択肢がないことになります。
  • 初・中級者には扱いが難しい:板厚5.7mmの高反発設計は、スイングが安定していない段階だとオーバーミスが出やすくなります。ある程度フォームが固まった中上級者以上向けのラケットです。
  • 重さが88gと若干重め:同カテゴリの他ラケットと比べると平均的ですが、軽量ラケットを好む前陣速攻型の選手や、バックハンドを多用するスタイルには少し重く感じることも。

こんな選手におすすめ

  • ✅ アウターカーボン系を使っているが、もう少し球持ちがほしいと感じているプレイヤー
  • ✅ ディグニクスシリーズをフルで使いこなしたい中上級者
  • ✅ 中陣からのパワードライブと台上技術を両立させたい選手
  • ✅ 回転量とスピードを両立させた、現代的な攻撃スタイルを追求している選手

こんな選手には向いていない

  • ❌ 初心者・卓球を始めたばかりの選手(価格と難易度が不釣り合い)
  • ❌ ストレートやアナトミックグリップを使いたい選手(FLのみの展開)
  • ❌ 柔らかいラバーと組み合わせたい選手(高反発がアダになりコントロール不足に)
  • ❌ 軽さ重視でフットワーク型のプレースタイルの選手(88gは人によって重く感じる)

レボルディア CNFを使ってみての印象・評判

卓球ナビでは20件以上のレビューが集まっており、評価の平均は9.7点と非常に高い水準です。

実際に打つと、最初に驚くのはアウター系とは思えない「食い込み感」です。ドライブをかけたとき、ボールがラケットにしっかり乗っている感覚があって、スイングの力が素直にボールに乗ります。「硬い素材ならパチンと弾くはず」という先入観が良い意味で裏切られます。

よく聞くのは「ディグニクスと組み合わせて初めてこのラケットの良さがわかった」という声です。硬いラバーのシビアさをCNFが緩和してくれる格好で、「ディグニクスを使いたいけど制御が難しい」と感じていた選手がこの組み合わせでブレイクスルーするケースがあります。

気になる点として挙がるのは、やはり価格です。38,500円はラケット単体の値段としてかなり高い部類。さらにディグニクスシリーズのラバーを両面に貼れば、用具代だけで10万円を超えることもあります。純粋な性能に見合う価値はありますが、継続的にメンテナンスコストがかかることは覚悟しておく必要があります。

ビスカリアとの比較

比較項目 レボルディア CNF ビスカリア
価格(希望小売・税込) 38,500円 約20,900円
板構成 5枚合板+CNF(アウター) 5枚合板+ALC(アウター)
板厚 5.7mm 6.0mm
平均重量 88g 86g
球持ち ◎(CNFが振動を抑制) ○(標準的なアウターALC)
スピード
扱いやすさ ○(慣れが必要) ◎(実績豊富)
こんな人向け 球持ちも速さも欲しい中上級者 王道アウターを求める実践派

ビスカリアは20年以上にわたり愛用されてきたバタフライの定番アウターALCで、世界中のトップ選手が使用してきた実績があります。価格も約20,900円(税込)と、レボルディア CNFより大幅に安い。

一方レボルディア CNFは、ビスカリアより板厚が薄く(5.7mm vs 6.0mm)、CNFによって振動特性が抑えられているため、ボールを「掴む」感覚がより強く出ます。ビスカリアを使っていて「もう少し球持ちがあれば」と思ったことがある人には、レボルディア CNFの方がしっくりくる可能性があります。コストを重視するならビスカリア、球持ちの向上に投資できるならレボルディア CNFという選択肢になります。

価格・購入先

希望小売価格は35,000円(税込38,500円)です。Amazonや楽天市場では、時期によって若干割引されているケースがあります。定価より数千円安く購入できることも多いので、まずは相場を確認してみてください。

購入先 特徴
Amazon 最安値になりやすい、Prime対応で翌日配送も可能
楽天市場 ポイント還元でお得になることも。SPUが高いと実質割引に

まとめ:レボルディア CNFはこんな人に買ってほしい

レボルディア CNFは「アウターカーボンの弾みを持ちながら、木材的な球持ちを持つ」という矛盾しそうな特性を、CNF(セルロースナノファイバー)という新素材で実現した意欲作です。反発特性はアウターZLC相当でありながら、振動特性はインナーALC相当という絶妙なバランスが、多くの中上級者に刺さっています。

特にディグニクスシリーズとの相性は本物で、「ディグニクスを使いたいが制御が難しい」という選手に試してみる価値があります。価格は高めですが、用具の性能が確実にプレーに反映される段階に達した選手には、38,500円の投資に見合う実感が得られるはずです。

ビスカリアやインナーフォースALCで物足りなさを感じているなら、次のステップとして候補に入れてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次