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キョウヒョウ王レビュー!王楚欽モデルが粘着ラバー使いにおすすめな理由を徹底解説

目次

この記事でわかること

  • キョウヒョウ王の特徴と性能
  • どんなプレイヤーに向いているか
  • 実際に使ってみての印象・評判
  • キョウヒョウ颯との違い

パリ五輪で混合ダブルスと男子団体の金メダルを獲得し、世界ランキング1位に君臨する王楚欽(ワンチューチン)選手。そのプレーに惚れ込んで卓球を始めた方も、競技レベルを高めていくなかでこのラケットが気になっている方も多いはずです。

キョウヒョウ王はニッタクが2024年に発売した、王楚欽選手の使用モデルをベースにしたシグネチャーラケットです。定価44,000円という高価格帯にもかかわらず注目を集めているのは、粘着ラバーとの相性の良さと、インナーカーボン特有の球持ちの良さが両立しているから。この記事では、その実力をスペックから打球感まで詳しく掘り下げていきます。

キョウヒョウ王の基本スペック

項目 内容
メーカー Nittaku(ニッタク)
カテゴリ 攻撃用シェークハンドラケット
品番 NC-0502
希望小売価格(税込) 44,000円 ※公式HP未確認
板構成 木材5枚+アリールカーボン2枚(インナータイプ)
板厚 5.9mm
重量 89±g
ブレードサイズ 158×150mm
グリップサイズ 101×26mm(FL)
スピード ミッドファースト
打球感 ミドル
原産国 中国

キョウヒョウ王の特徴・レビュー

キョウヒョウ王を一言で表すなら、「パワーと球持ちを両立した粘着ラバー向けの高性能ラケット」です。

特徴①:アリールカーボンインナーがもたらす爆発的なスピード

キョウヒョウ王の最大の特徴は、木材5枚合板の内側にアリールカーボンを配したインナー構造にあります。アリールカーボンはカーボン繊維にアラミド繊維を組み合わせた素材で、バタフライのALCと同系統の特性を持ちます。硬さを持ちながらも球が食い込む瞬間の柔らかさがあり、純粋なカーボンよりも弧線が出やすい。実際に打ち込んでいくと、スピードが十分に乗りながらも球離れが早すぎないバランスを感じます。

ミッドファーストというスペック表記は正確で、前中陣でのドライブは威力と安定感を両立できます。王楚欽選手が多用する「受けてからの逆クロスへのカウンタードライブ」を打ちやすい設計になっているのがよくわかります。

特徴②:硬めの木材層が粘着ラバーの回転を引き出す

キョウヒョウ王のもうひとつの強みは、木材部分にやや硬い素材を使用している点です。板厚5.9mmで重量89gというスペックからも、エネルギーロスが少なく打球を前に押し出す力があることが読み取れます。

粘着ラバーを貼ったとき、この硬さが重要な役割を果たします。粘着ラバーはボールをゆっくり掴んで弾き出す特性があるため、ラケット側が柔らかすぎると球の弾きが甘くなりがちです。キョウヒョウ王は木材の硬さが適度にあることで、粘着ラバーが生み出す強い回転を乗せたまま球を前に飛ばすことができます。キョウヒョウプロ3ターボブルーといった硬め粘着ラバーとの組み合わせで、この特性がよく出ます。

特徴③:158×150mmの大きめブレードで守備範囲が広い

ブレードサイズ158×150mmは、スタンダードラケットよりわずかに大きい設計です。この数mmの差は、実際のプレーではサービスレシーブやブロックの安定性に影響します。

王楚欽選手のプレーは「どこからでもドライブで打ち返す」スタイルが特徴で、ラケット面の広さは確かに相性が良い。ラリー中に体から離れた位置でのドライブも収まりやすく、「拾えなかった球が拾えるようになった」という声もよく挙がります。

キョウヒョウ王のデメリット・注意点

正直に書きます。44,000円というラケットは、万人向けではありません。

デメリット①:価格が高い

定価44,000円は国内シグネチャーラケットのなかでもトップクラス。フォアハンドのドライブが安定していない段階でこのラケットを使うと、性能を引き出す前に財布だけが痛む可能性があります。

デメリット②:ミドル打球感は「柔らかめ」と感じる人もいる

従来の5枚合板に慣れたプレイヤーからは「思ったよりカーボンの影響を感じる」という声があります。特にテンション系ラバーを組み合わせると弾みすぎてコントロールがしにくくなる場合があります。

デメリット③:重量89gは軽くない

スイングスピードを重視する前陣速攻型のプレイヤーには、やや重さが負担になる可能性があります。

こんな選手におすすめ

  • ✅ 粘着ラバー(キョウヒョウプロ3、ファスタークG-1など)を使っていて、弾みをもう少し上げたい選手
  • ✅ 前中陣でのパワードライブを武器にしたい中上級者
  • ✅ 王楚欽選手のようなカウンタードライブを磨きたい選手
  • ✅ インナーカーボンラケットへのステップアップを考えている選手

こんな選手には向いていない

  • ❌ まだラリーの安定感を重視する段階の初中級者:44,000円はリスクが高く、コントロール重視のラケットが適しています
  • ❌ テンション系ラバーを使っている選手:粘着ラバーとの相性を重視した設計のため、テンション系を貼ると弾みすぎる場合があります
  • ❌ 軽量ラケットを求める速攻型の選手:89gは前陣でのフットワーク重視スタイルには重たいかもしれません

キョウヒョウ王を使ってみての印象・評判

実際に打ち込んだ印象として、「期待通りだった」と感じるのはフォアドライブの感触です。インナーカーボン特有の球持ちの長さがあり、回転をかけながら振り抜くと弧線がしっかり出ます。紅双喜版と比較したときに言われやすいのが「ニッタク版はコントロールしやすい」という点で、これはインナーカーボンの素材選定とブレード設計の違いによるものだと思います。

気になる点があるとすれば、バックハンドでのスマッシュ系のショットです。球持ちが良い分、インパクトが甘いとボールが若干上に浮きやすい。バックハンドも積極的にドライブで攻める選手には問題になりにくいですが、ブロック中心の守備的な選手には打球感が合わないと感じることがあります。

価格面で「もう少し安ければ」という声は正直よく出ます。性能は間違いないですが、同価格帯のバタフライ製品と比較検討するプレイヤーが多いのも現実です。

キョウヒョウ颯との比較

比較項目 キョウヒョウ王 キョウヒョウ颯
価格帯(税込) 44,000円 44,000円
板構成 木材5枚+ALC2枚(インナー) 木材5枚+ALC2枚(インナー)
板厚 5.9mm 5.9mm
重量 89±g 89±g(FL)
スピード ミッドファースト ミッドファースト
打球感 ミドル やや弾む(コア材厚め)
モデル選手 王楚欽(パリ五輪金メダリスト) 孫穎莎(パリ五輪金メダリスト)
こんな人向け パワードライブ重視の選手 速い前陣ラリーを好む選手

数値スペックは非常に近い2本ですが、コア材の厚みに違いがあり、キョウヒョウ颯のほうがわずかに弾む印象です。前陣でのラリーをスピードで押し切るスタイルならキョウヒョウ颯、パワーと回転で相手を圧倒するスタイルならキョウヒョウ王が大まかな目安になります。

どちらも粘着ラバーとの相性は高く、「男性選手はキョウヒョウ王、女性選手はキョウヒョウ颯」という購入傾向もあるようです。ただし、これはモデルプレイヤーのイメージによるもので、実際にはスタイル優先で選ぶのが正解です。

価格・購入先

定価は44,000円(税込)です。AmazonやRakutenでは定価に近い価格での販売が多く、大幅な値引きはあまり期待できません。ポイント還元を考えると楽天市場が有利な場面もあります。

購入先 特徴
Amazon 最安値になりやすい、Prime対応でお急ぎ便も使える
楽天市場 ポイント還元率次第でお得になることも

まとめ:キョウヒョウ王はこんな人に買ってほしい

キョウヒョウ王は、粘着ラバーで前中陣からパワードライブを打ちたい中上級者に向いたラケットです。アリールカーボンインナーが生み出す球持ちの良さと弾み、硬めの木材が引き出す粘着ラバーの回転性能の高さは、この価格帯でも納得できる完成度だと思います。

ただし、44,000円は投資です。粘着ラバーを使いこなせていない段階での購入は早いかもしれません。「粘着ラバーの扱いには慣れてきたけど、もう一段上の弾みが欲しい」「カウンタードライブをもっと威力のあるものにしたい」というタイミングで試す価値があります。

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