この記事でわかること
- ステイヤー1600の特徴とスペック
- どんなプレイヤーに向いているか(向いていないか)
- 上位モデル(ステイヤー1800・3000)との違い
- レジャー用ラケットを買うときの判断基準
「家族で気軽に卓球を楽しみたい」「会社のレクで使うラケットがほしい」と思って、バタフライのステイヤー1600が候補に上がっている方は多いと思います。価格は税込1,760円と手頃で、ラバー貼りもボールも付いてくる。ただし、これは「卓球を始める1本目」として選ぶ商品ではありません。この記事では、ステイヤー1600がどんな立ち位置の商品で、どんな人なら満足できるかを正直に書いていきます。
ステイヤー1600の基本スペック
公式HPで確認済みの情報をまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | バタフライ |
| カテゴリ | ラバーばりラケット(レジャー用) |
| 希望小売価格(税込) | 1,760円 |
| 品番 | 17080 |
| ブレード構成 | 木材5枚合板 |
| グリップ形状 | シェークハンド |
| 発売日 | 2023年10月1日 |
| 原産国 | 中国 |
| 付属品 | ボール2個 |
注意点として、ラバーは両面に貼られた状態で出荷され、貼り替えはできません。ルール上は公式試合での使用も可能ですが、ラージボールには対応していません。
ステイヤー1600の特徴・レビュー
一言で表すなら、「すぐ卓球を始められる」ことだけを目的にした、最低限のラバー貼りラケットです。
5枚合板ベースで素直な打球感
ブレードは5枚合板。バタフライの上位ラケットにも採用される構成で、合板そのものに変な癖はありません。レジャー用とはいえ、ベニヤ板を叩いているような違和感のある打球感ではなく、ラケットらしい音と球離れが出ます。家族や友人とラリーするぶんには十分な反応をしてくれます。
ただし、貼られているラバーは性能を追求したものではありません。スピード・スピン・コントロールのいずれも、競技用ラバーと比べれば落ちます。本気でドライブを打ち合うようなプレーには応えてくれないと考えてください。
ラバー貼り替え不要で届いてすぐ使える
ラバー貼りラケット最大のメリットがここです。卓球を始めるとき、本来なら「ラケット選び→ラバー選び→接着剤で貼る」という工程が必要です。初心者にはハードルが高いうえ、合計で6,000〜10,000円ほどかかります。ステイヤー1600なら、箱を開ければそのまま打てます。
「とにかく今日卓球をやりたい」というニーズに、最短距離で応えてくれる商品です。
ボール2個付きで本当に手ぶらで遊べる
地味に評価できるのが、ボールが2個付属している点。卓球台がある場所に行ってラケットだけ持参してしまい、「あ、ボール忘れた」となるあるあるを回避できます。レンタル卓球場、温泉旅館の卓球コーナー、会社のレクなどで、すぐにゲームを始められる構成になっています。
ステイヤー1600のデメリット・注意点
正直に書きます。卓球を「上達したい」と思っている人には、このラケットは向いていません。
- ラバーの貼り替えができない:ラバーは消耗品で、本来は半年〜1年で交換する。ステイヤー1600はラバーが寿命を迎えたら、ラケットごと買い替えになる
- ラバーの性能が控えめ:レジャー想定なので、回転やスピードは出にくい。フォアハンドドライブで本格的にボールを潰したい人には物足りない
- 重量・グリップサイズの選択肢がない:本格的なラケットなら重量や柄の太さで自分に合うものを選べる。ステイヤー1600は1種類のみで、好みを反映できない
- 公式試合は可能だが、競技志向には不向き:ルール上は使えても、戦力としては力不足。中学・高校の部活で勝ちにいくなら別のラケットを選ぶべき
こんな選手におすすめ
- ✅ 家族や友人と公園や旅館で気軽に卓球を楽しみたい人
- ✅ 会社のレクリエーション・地域のイベント用にラケットを揃えたい担当者
- ✅ 「子どもが興味を持ったから、まずは安く触らせてみたい」という保護者
- ✅ サブラケットとして1本持っておきたい経験者
こんな選手には向いていない
- ❌ 部活で卓球を始める中学生・高校生:早めにラバー貼り替え可能なラケットに移行したほうが伸びる
- ❌ 上達を本気で目指したい初心者:1,000円ほど追加してハッドロウ系などの貼り合わせ可能モデルか、ラケット+ラバーの組み合わせを選ぶべき
- ❌ フォア・バックでラバーを変えたい人:両面同じラバーで固定なので自由度がない
ステイヤー1600を使ってみての印象・評判
レビュー数自体が非常に少ない商品なので、流通している情報は限られています。そのうえで実際の声から見えてくるのは、「価格相応の割り切ったラケット」という評価です。
ポジティブな声としては、「安価なモデルの中では狙ったところに打ちやすい」「気軽に楽しむ用途では十分」というコメントが見られます。5枚合板の素直な反発があるおかげで、初心者でもラリーが続きやすい設計にはなっています。家族レジャーや旅館の卓球コーナーで使うシーンを想像すると、納得感のある作りです。
一方で、卓球経験者がガチで打つと「弾みもスピンも物足りない」「コントロールも普通のラケットと比べると劣る」という感想が出てきます。これはレジャー用という製品コンセプトを考えれば当然の結果で、デメリットというより想定の範囲内と受け止めるべきです。期待値の設定を間違えなければ、不満は出にくい商品だと思います。
ステイヤー1800・3000との比較
同じステイヤーシリーズで価格帯違いの2モデルとの比較です。
| 比較項目 | ステイヤー1600 | ステイヤー1800 | ステイヤー3000 |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,760円 | 1,980円 | 3,300円 |
| ブレード構成 | 5枚合板 | 5枚合板 | 5枚合板 |
| タイプ | ラバーばり | ラバーばり | ラバーばり |
| 立ち位置 | エントリーレジャー | レジャー上位 | レジャー最上位 |
| こんな人向け | 一番安く済ませたい | 少しだけ性能を求める | レジャーでも質を重視 |
シリーズ内の数字は、ざっくり「貼られているラバーや仕上げのグレード」と連動しています。レジャー用途で割り切るなら1600で十分。ただし、もう少し打球感や反発に余裕がほしいなら1800、家庭でしっかり打ち合いたいなら3000という選び方になります。
なお、本気で卓球を始めるなら、同じ予算でハッドロウ5など貼り替え可能なエントリーラケット+初心者向けラバーを選んだほうが、長期的には満足度が高くなる可能性が高いです。
価格・購入先
希望小売価格は1,760円(税込)。Amazonや楽天市場、卓球専門店で広く流通しており、実売もほぼ定価近辺です。バタフライ製品はメーカー希望小売価格が維持される傾向が強く、極端な値引きは期待しにくい商品です。
| 購入先 | 特徴 |
|---|---|
| Amazon | Prime対応で最短翌日着、まとめ買いもしやすい |
| 楽天市場 | ポイント還元の活用で実質的に安く買えることがある |
まとめ:ステイヤー1600はこんな人に買ってほしい
ステイヤー1600は、「卓球を始めたい人の1本目」ではなく、「卓球で遊びたい人の1本目」です。家族のレジャー、会社のレク、旅館の卓球コーナー用に1本ほしい、という用途ならコストパフォーマンスは悪くありません。バタフライというブランドへの安心感もあります。
ただし、上達を視野に入れる初心者には正直おすすめしません。あと数千円足して、ラバー貼り替えのできるラケットに進むほうが、卓球そのものを長く楽しめると思います。「自分はどっちの目的か」を整理してから選ぶと、買ったあとに後悔しないはずです。
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