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張本智和 インナーフォース SUPER ZLCを徹底レビュー|中上級者の攻撃力を底上げする最強反発インナーラケット

目次

この記事でわかること

  • 張本智和 インナーフォース SUPER ZLCの特徴と性能
  • どんなプレイヤーに向いているか
  • 実際に使ってみての印象・評判
  • インナーフォース ALC.Sや張本智和 ALCとの違い

「インナー特有の球持ちは欲しい。でも一発で抜けるパワーも諦めたくない」。この欲張りな要求に応える数少ない一本が、張本智和 インナーフォース SUPER ZLCです。世界トップで戦う張本智和選手のために設計された攻撃型シェーク。中上級プレイヤーが次に狙う一本としては、文句なしの候補に入ります。

張本智和 インナーフォース SUPER ZLCの基本スペック

項目 内容
メーカー バタフライ(Butterfly)
カテゴリ 攻撃用シェークラケット
希望小売価格(税込) 41,800円
板構成 木材5枚 + スーパーZLカーボン2枚(インナーファイバー)
板厚 6.2mm
ブレードサイズ 158×152mm
平均重量 86g
グリップ形状 FL / ST
反発特性 12.0
振動特性 10.5

7枚合板に近いブレード厚を持ちながら、インナー位置にスーパーZLカーボンを挟んだ設計です。バタフライのインナーファイバー仕様の中では、最も反発が高い数値が出ています。

張本智和 インナーフォース SUPER ZLCの特徴・レビュー

このラケットを一言で表すなら「インナーの安心感に、アウター級の威力を上乗せした攻撃型」です。インナー=コントロール型という常識を超えてくる存在で、現代の両ハンドドライブ型に最もマッチする一本といえます。

特徴①:インナーで最強クラスの反発弾性

最大の魅力は、インナーファイバー仕様としては別格の反発力です。バタフライ公式の反発特性は12.0。これは同じインナー系のZLCモデル(10.0)や、ALC.S(10.0台)と比べても頭ひとつ抜けています。

スーパーZLカーボンはZLカーボンの強化版で、繊維の密度が高く、軽量ながら高反発というバランスを持っています。これをインナー位置に配置することで、面の中央でしっかりと球を捕らえつつ、その後の弾きで一気に伸ばせる構造です。

具体的には、ミドルやバック側に来た球を強引に引いた時、ブロックされても二球目で抜けるだけのスピードが出ます。中陣からのカウンタードライブでも、相手のドライブ球威に押し負けずに突き返せるのが頼もしいところです。

特徴②:インナー特有の球持ちで台上もこなせる

反発特性12.0と聞くと「弾きすぎてコントロールが難しいのでは?」と心配になりますが、ここがインナー仕様の妙です。打球の最初に木材の感触がしっかり残るため、台上の細かい技術でも面に乗る感覚があります。

具体的にはチキータ、ストップ、フリック。アウターカーボンのラケットだと、軽く触れただけで弾かれてしまう繊細な球も、SUPER ZLCはひと呼吸分の余裕があります。張本選手のように台上で先手を取り、そのまま打ち抜くスタイルとの相性は抜群です。

中級者でテンション系の硬いラバーを使っている場合、台上で「飛びすぎ」を感じる場面が多いはずです。SUPER ZLCに替えると、その悩みがかなり緩和されます。

特徴③:ラバー適性の幅が広い

SUPER ZLCのもう一つの強みは、合わせるラバーを選びにくい点です。粘着系のディグニクス09Cやハイブリッド系、テンション系のテナジー05・テナジー19、いずれを貼っても素直に持ち味を出します。

粘着ラバーを貼った場合は、粘着特有の「重く曲がる球質」を残しつつ、インナーカーボンが一発の威力を補ってくれます。テナジー05のような柔らかめのテンションを貼ると、回転量とスピードが両立し、現代主流の両ハンド型ドライブに非常にハマります。

ラバーを試行錯誤しているうちに、ラケットの良し悪しが分からなくなる人は多いものです。SUPER ZLCはどのラバーでも素直に応えてくれるので、ラバー選びの基準ラケットとしても機能します。

張本智和 インナーフォース SUPER ZLCのデメリット・注意点

正直に言うと、このラケットは万人向けではありません。価格帯と性能帯から、向く人と向かない人がはっきり分かれます。

  • デメリット①:価格が4万円超

税込41,800円という価格は、ラケットとしては最上位クラスです。中級者が初めて買う一本としては、覚悟が必要な金額です。

  • デメリット②:軽い力で弾むため、振り切らないと球が浅くなる

反発が高い分、しっかり振り抜かないと球が浮いて浅くなります。スイングが小さい選手だと、ラケットの性能を引き出しきれません。

  • デメリット③:ブロック時の止まりが悪い

弾きが強いため、ブロックでは球が長く返りやすい傾向があります。シャットアウト気味のブロックを多用するスタイルだと、慣れが必要です。

  • デメリット④:重量級の個体に当たる可能性

平均86gとされていますが、個体差で90g前後のものも珍しくありません。軽量ラケットに慣れている方は、購入前に重量を指定できる店舗で確認したいところです。

こんな選手におすすめ

  • ✅ 中陣・前陣の両ハンドドライブ型で、現状のラケットに「あと一押しの威力」が欲しい中上級者
  • ✅ 台上の球持ちは譲れないが、攻撃面のスピードも欲張りたい選手
  • ✅ 粘着ラバーやテナジー系の上位ラバーを使い、ラケットの個性に振り回されず素直に打ちたい選手
  • ✅ 試合の終盤、競ったゲームで「決め球の伸び」を稼ぎたい中級〜上級者

こんな選手には向いていない

  • ❌ ラケットを始めたばかりの初心者:反発が高く、振り抜きが甘いとミスが増える
  • ❌ 守備寄り・ブロック主体のスタイル:止まりが悪く、ブロック時の球が長くなりがち
  • ❌ 軽量ラケットに慣れている選手:重量で疲労感が出やすい
  • ❌ 価格を抑えたい選手:4万円超は大きな出費

張本智和 インナーフォース SUPER ZLCを使ってみての印象・評判

実際にこのラケットを打ち込んでいるプレイヤーから、よく挙がる感想をまとめます。

最も多いのは「インナーなのに弾く」という驚きの声です。インナーシリーズの定番ZLCやALC.Sと比べると、明らかに球離れが速く、ドライブの伸びが違うと表現される場面が多いです。中陣からの引き合いで、相手の球威に押されず突き返せる手応えは、このラケットならではといえます。

一方で「カウンターと前陣ドライブが楽になった」「フォアの一発が決まりやすくなった」といった攻撃寄りの感想も多く聞かれます。インナーファイバーの安心感を残しつつ、スピード値の高いラケットを求めている層の期待にしっかり応えている印象です。

気になる点として挙がりやすいのは、やはり「振り切らないと真価を発揮しない」という点です。スイングが小さい時期や疲労時にミスが増えるという声があり、コンディションの影響を受けやすい一本でもあります。また、購入時に重量や反り具合の個体差が話題になることも多く、できれば実物を確認してから買いたい一本です。

インナーフォース レイヤー ALC.Sとの比較

同じインナーシリーズで競合するのが、インナーフォース レイヤー ALC.Sです。価格を抑えつつインナーの恩恵を受けたい場合の有力候補です。

比較項目 張本智和 インナーフォース SUPER ZLC インナーフォース レイヤー ALC.S
価格帯 41,800円 22,000円台
カーボン素材 スーパーZLカーボン アリレートカーボン(ソフトタイプ)
反発特性 12.0 10.0前後
球持ち 高い より高い
こんな人向け 攻撃力を底上げしたい中上級者 コントロール重視の中級者

スピードと威力を重視するならSUPER ZLC、球持ちを最優先しつつコストも抑えたいならALC.Sという棲み分けです。中級者がワンランク上を目指す段階なら、ALC.Sが入り口、SUPER ZLCがゴール、というイメージで捉えると分かりやすいです。

張本智和 ALC(アウター仕様)との比較

同じ張本選手モデルでも、人気の張本智和 ALC(アウター仕様)と本機は性格が異なります。

比較項目 張本智和 インナーフォース SUPER ZLC 張本智和 ALC
カーボン位置 インナー アウター
球離れ 一拍遅れて弾く 早くシャープ
台上の安定感 高い やや弾きすぎる印象
推奨レベル 中上級〜上級 中上級〜上級

張本智和 ALCはアウター位置のALCで、よりシャープな打球感が魅力です。一方SUPER ZLCはインナー位置で球持ちを残しつつ、反発力でアウター系に近づけた設計といえます。台上技術を活かしたい人はSUPER ZLC、ストレートに弾きたい人はALCという選び方になります。

価格・購入先

希望小売価格は税込41,800円。実勢価格はやや下がる傾向があり、卓球専門店やオンラインでは3万円台中盤〜後半で取引されることが多いです。

購入先 特徴
Amazon 取扱いが安定しており、Prime対応の店舗ならすぐ届く
楽天市場 卓球専門店の取り扱いが多く、ポイント還元で実質価格が下がる
卓球専門店 グリップ形状や個体重量を指定して購入できる場合がある

購入時は、グリップ形状(FL/ST)とできれば重量を確認できる店舗を選ぶと失敗が少ないです。

まとめ:張本智和 インナーフォース SUPER ZLCはこんな人に買ってほしい

張本智和 インナーフォース SUPER ZLCは、インナーファイバーの安心感を残したまま、スピードと威力を一段階引き上げた中上級者向けの一本です。価格は決して安くありませんが、ラケットの性能で勝敗を引き寄せたい場面では、確実に応えてくれる仕上がりです。

「インナーは球持ちは良いけど、攻撃面でもう一押し欲しい」と感じている方、「アウターは弾きすぎてコントロールが難しい」と悩んでいる方、両方の悩みに同時に応えてくれます。中級者から上級者にステップアップしたい方は、ぜひ候補に入れてみてください。

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