この記事でわかること
- メイス アドバンスの基本スペックと公式情報
- 純木材5枚合板の特徴と打球感
- 「軽量×標準的な板厚」という個性
- 旧モデル「メイス パフォーマンス」との位置づけの違い
- どんなプレイヤーに合うか/合わないか
メイス アドバンスは、デンマークの名選手マイケル・メイス選手の名を冠したシリーズの後継モデルとして、バタフライから2021年にリリースされた純木材5枚合板の攻撃用シェークラケットです。「カーボンを使わない素直な打球感」「軽量で振り抜きやすい」「価格は¥6,270と手頃」という三拍子揃った構成で、初級から中級にステップアップしていく選手の主戦ラケットとして、長く愛されている1本です。
メイス アドバンスの基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | バタフライ(Butterfly) |
| カテゴリ | シェークハンド/攻撃用 |
| 希望小売価格(税込) | ¥6,270 |
| 板構成 | 木材5枚(純木材) |
| 板厚 | 6.7mm |
| ブレードサイズ | 157×150mm(レギュラー) |
| 平均重量 | 82g |
| グリップサイズ | 100×24×34mm |
| 反発特性 | 10.6 |
| 振動特性 | 10.2 |
| 原産国 | 日本 |
| 発売日 | 2021年3月1日 |
メイス アドバンスを語る上で重要なのが、 「板厚6.7mm」と「平均重量82g」のバランス です。一般的に5枚合板で板厚を6mm台後半まで確保すると、重量も90g前後になりがちです。本機は厚めの板厚を保ちながらも軽量に仕上げており、 「弾みと取り回しの良さ」 を両立しているのが大きな個性です。
メイス アドバンスの特徴・レビュー
メイス アドバンスを一言で表すなら、「軽量・扱いやすさ・適度な弾みを高水準でまとめた、純木材5枚合板の優等生」 です。攻撃も守備もこなせるオールラウンドな性格で、プレースタイルが固まりきっていない選手にも安心して勧められる1本です。
特徴①:純木材5枚合板による素直な打球感
5枚すべてに木材を使用した純木材合板の最大の魅力は、 「球を打ったときの感触が手にしっかり伝わる」 ことです。カーボン入りラケットのような余計な反発がなく、自分のスイングと球の重さが素直にラケットに返ってきます。
これにより、打球時のフィードバックを感じながら自分のスイングを確認できるので、 基礎技術を身につけたい段階の選手 や、 コントロールを重視したい中級者 にとって、最適な学習ツールになります。攻撃用ラケットとして弾みも備えているので、上達後もそのまま使い続けられる懐の深さがあります。
特徴②:板厚6.7mmと82gの軽量設計の両立
通常、5枚合板で板厚6.7mmを確保すると、重量は85〜90gになりがちです。本機は同等の板厚を持ちながら、平均重量82g(個体差はあるものの最軽量域では77g前後の報告も)と、純木材ラケットの中では 明らかに軽量寄り に仕上がっています。
軽量化のメリットは、 バックハンドの取り回しやすさと、長時間プレー時の疲労軽減 です。フォアの威力を犠牲にせず、両ハンドの操作性を高めているので、特に成長期のジュニアや、女性プレイヤーからも好評を得ています。
特徴③:反発特性10.6、振動特性10.2のバランス感
公式数値では反発特性10.6、振動特性10.2。いずれも純木材ラケットとしては平均的〜やや高めの値で、 「攻撃用」ラケットとしての弾みと、コントロールの両立 がしっかり成立しています。
軽くブロックするだけでも安定した返球が返ってくる一方、しっかり振り抜けばフォアドライブで回転と威力を出せます。 「素直に技術を反映してくれる、バランスの取れた1本」 というのが、本機を端的に表す言葉です。
メイス アドバンスのデメリット・注意点
良くまとまった1本ですが、購入前に押さえておきたい注意点もあります。
- デメリット①:上級者の威力勝負には物足りない:純木材5枚合板の構造上、カーボンラケットのような爆発的なスピードは出ません。中陣・後陣からの威力勝負を主軸にする選手には、カーボン入りモデルの方が適しています。
- デメリット②:板厚6.7mmは球持ちを最重視する選手にはやや厚め:薄板でじっくり球を持ちたいスタイルの方には、本機の板厚はやや弾き寄りに感じる可能性があります。
- デメリット③:個体差で重量に幅がある:純木材合板の特性上、個体ごとに重量・打感に差が出やすいラケットです。可能であれば店頭で実物を確認して購入するのが理想です。
こんな選手におすすめ
- ✅ 卓球を始めて基礎を作る段階の初級〜中級者
- ✅ 純木材ラケットで自分のスイングをしっかり感じたい人
- ✅ 軽量で取り回しの良い両ハンド攻撃用ラケットを探している選手
- ✅ ジュニアの大人用ステップアップ1本目として
- ✅ コントロール重視・前陣中心のオールラウンド型
こんな選手には向いていない
- ❌ 中陣・後陣で威力勝負したい上級者:純木材ではスピード上限が物足りない
- ❌ カーボンラケットの弾きに慣れている選手:相対的に控えめな弾みに感じる
- ❌ 球持ちを最重視する薄板派:板厚6.7mmは弾き寄りの印象
メイス アドバンスを使ってみての印象・評判
実際に打ってみると、まず印象に残るのは 「素直で気持ちのよい打感」 です。インパクトの瞬間、木材の柔らかな振動が手に伝わってきて、「自分が球を打っている」という実感がしっかり得られます。カーボンラケットを使ってきた選手にとっては、新鮮なフィードバックを感じられる1本です。
軽量設計のおかげで、フォアの強打もバックハンドのチキータも、ラケットの重さに振り回されずに振り抜けます。特にバックハンドの取り回しがスムーズで、 両ハンドで攻撃を組み立てたい選手にとって、自然な操作感が魅力 です。台上での細かな処理も、純木材ならではの繊細なタッチが効いて、ストップ・ツッツキでネットミスが出にくい印象です。
レビューでよく挙がるのが、 「軽くて扱いやすい一方、しっかり振ればドライブの威力も出せる」 というバランス評価です。攻守どちらにも振れる柔軟性があり、プレースタイルが固まりきっていない選手の主戦ラケットとして、長く付き合える設計になっています。
気になる点としては、上級者がフルスイングしたときに 「もう一段の威力が欲しい」 と感じる場面があるかもしれません。本機はあくまで純木材合板の範疇でまとめられた性能なので、爆発的なスピードを期待すると物足りなさを感じます。中級から上級にステップアップしていく過程で、カーボン入りモデルへの移行を検討するタイミングが訪れる可能性は念頭に置いておきたいところです。
旧モデル「メイス パフォーマンス」との比較
メイス アドバンスは、旧モデル「メイス パフォーマンス」のリニューアル版として登場しました。位置づけの違いを整理しておきます。
| 比較項目 | メイス アドバンス(現行) | メイス パフォーマンス(旧) |
|---|---|---|
| 板構成 | 木材5枚(純木材) | 木材5枚(純木材) |
| 板厚 | 6.7mm | 6.0mm前後 |
| 平均重量 | 82g | 86g前後 |
| 性格 | 軽量+やや厚板でバランス重視 | 薄板で球持ち重視 |
| こんな人向け | 軽量で扱いやすい1本を求める人 | 板の振動と球持ちを重視する人 |
メイス パフォーマンスは、より薄板で球持ち感を重視した設計でした。一方の現行モデル メイス アドバンスは、 「板厚を確保して弾みを出しつつ、軽量化も実現する」 という方向にチューニングされています。現代の両ハンド攻撃時代に合わせた、より扱いやすい純木材合板に進化していると言えます。
価格・購入先
希望小売価格は税込¥6,270。バタフライの純木材5枚合板の中では、もっとも手の届きやすい価格帯のひとつです。性能を考えると、コストパフォーマンスは非常に高い設定だと言えます。
| 購入先 | 特徴 |
|---|---|
| Amazon | 取扱店舗が多く、最安値になりやすい・Prime対応 |
| 楽天市場 | ポイント還元・SPUを活用するとお得になりやすい |
グリップはFL/STの2種類が展開されています。手のサイズ・握り方の好みに応じて選んでください。
まとめ:メイス アドバンスはこんな人に買ってほしい
メイス アドバンスは、デンマークの名選手マイケル・メイス選手の名を冠したシリーズの後継モデルとして、バタフライからリリースされた純木材5枚合板の攻撃用シェークラケットです。板厚6.7mmと82gの軽量設計を両立させ、純木材ならではの素直な打球感とコントロール性を高水準で実現しています。
卓球を始めて基礎を作る段階の初級〜中級者、軽量で取り回しの良い両ハンド攻撃ラケットを探している方、純木材で自分のスイングをしっかり感じたい方にとって、 ¥6,270という価格を考えれば抜群のコストパフォーマンス を持つ1本です。逆に、上級者で中陣・後陣の威力勝負を主軸にする方には、カーボン入りモデルの方が向きます。これから卓球を本格的に始めたい方、ステップアップ用の主戦ラケットを探している方は、ぜひ試打候補に入れてみてください。
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