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張継科ニューエラ レビュー|DONICが描く「次世代の張継科モデル」を徹底解説

目次

この記事でわかること

  • 張継科ニューエラの特徴と性能
  • どんなプレイヤーに向いているか
  • 実際に振ってみての印象・口コミの傾向
  • 先代「張継科オリジナルカーボン」との違い

中国の元世界王者・張継科選手と共同開発したDONICの新シリーズが「張継科ニューエラ」です。粘着ラバーとの相性で長く支持された先代モデルから、どこが進化してどこが残ったのか――購入を迷っている方が判断材料を一通り揃えられる内容にまとめました。

張継科ニューエラの基本スペック

スペックは公式HP(donic.jp)と取扱店掲載情報をもとに整理しています。

項目 内容
メーカー DONIC(ドニック)
カテゴリ シェークハンドラケット(攻撃用)
希望小売価格(税込) 28,600円
板構成 木材5枚+Trio UACカーボン2枚(合計7枚)
板厚 5.3mm
ブレードサイズ 152×157mm
重量目安 約87g
グリップ形状 FL/ST/CH(中国式)
グリップサイズ FL 100×24mm/ST 100×23mm/CH 82×24mm
スピード 9+
コントロール 8+
打球感 ハード寄り
原産国 中国

「Trio UACカーボン」はDONIC独自の三層織り合成繊維素材です。一般的なカーボンより球持ちを残しつつ、必要な場面ではしっかり弾く――この両立を狙った素材として、ニューエラの中核に据えられています。

張継科ニューエラの特徴・レビュー

ひと言で表すなら「粘着ラバーをしっかり走らせつつ、現代のスピード卓球にも置いていかれない攻守一体型のラケット」です。先代の「張継科オリジナルカーボン」のキャラクターを残しながら、現代のテンションラバー寄りの感覚にも対応できるよう仕上げてきました。

特徴①:Trio UACカーボンが作る「掴んで弾く」打球感

ニューエラの一番の個性はTrio UACカーボンの感触にあります。一般的な純カーボンは「弾くけれど球を持たない」という方向に振れがちですが、Trio UACは振動の出方が穏やかで、ボールがブレード面に乗っている時間がしっかり感じられます。

このため軽打ではコントロールが効き、力を入れた時には板厚5.3mmの押し出し感とカーボンの反発が一気に立ち上がります。粘着ラバーの「球を掴んでから飛ばす」打ち方と相性が良く、打球の質を作りやすい一本です。

特徴②:板厚5.3mm+やや大きめブレードのバランス

板厚は5.3mm。アウターカーボンとしてはやや薄めで、しなりを残した設計になっています。この厚みが「軽い球は丁寧に、強打では中弾道で伸びる」という挙動を生み、力加減で弾道を作り分けやすくしています。

ブレードサイズは152×157mmと、規格内で大きめ。フォア・バックともに芯を外した時の許容範囲が広く、ラリー中盤の安定感を底上げしてくれます。重量約87gは現代の上級者向けラケットとしては標準的な数値です。

特徴③:張継科選手の現役時代を踏まえた「攻撃寄り」のチューニング

スピード9+/コントロール8+という公式値が示すとおり、ニューエラは攻撃に振った数値設計です。とはいえ単純に弾むだけのラケットではなく、フォアの強打で勝負する選手にとって扱いやすい範囲に収められています。

張継科選手といえば、両ハンドのバックハンドドライブと低い打点からの強打が代名詞です。そのスタイルを再現する目的で開発されているため、フォアハンド主戦型・両ハンド型のどちらにも合わせやすい中庸なバランスになっています。

特徴④:粘着ラバーとの組み合わせを想定した「掴み」の設計

DONICのカタログを見るとわかるように、ニューエラは粘着〜半粘着系ラバーとの組み合わせを前提に設計されています。先代の「張継科オリジナルカーボン」がDONIC独自の粘着「ブルーグリップ」シリーズとセットで売れた流れを、ニューエラも踏襲しています。

ボールを掴む時間が長めなので、回転をかけてから飛ばす粘着ラバーの個性を消さずに加速させてくれる感覚があります。テンションラバー一辺倒の現代において、粘着ラバーで戦いたい中上級者にとって候補に入れる価値のある一本です。

張継科ニューエラのデメリット・注意点

良い面ばかりではありません。購入前に確認しておきたい注意点もまとめておきます。

  • 板厚5.3mm+カーボンの組み合わせは、初心者には扱いが難しい:軽打でも一定のスピードが出るため、まだスイングが固まっていない段階で持つとオーバーミスが増えます。
  • 粘着ラバー前提のチューニングが強め:テンションラバーだけで運用すると、本来のフォア強打の威力を出し切れない可能性があります。
  • 発売直後(2025年夏)でレビューがまだ少ない:先代と比較して情報量が限られており、長期使用での感触は今後集まっていく段階です。
  • 重量約87gはバックハンド主戦型にはやや重い:振り抜くスタイルなら問題ないが、コンパクトに振りたい人は事前に試打したい。

こんな選手におすすめ

  • ✅ 粘着〜半粘着ラバーをフォア面に貼って戦う中上級者
  • ✅ 両ハンドドライブ型で、前中陣の連打に厚みを持たせたい人
  • ✅ 先代「張継科オリジナルカーボン」を使っていて買い替えを検討している人
  • ✅ 攻撃の幅は欲しいが、純カーボンの硬さは避けたい人

こんな選手には向いていない

  • ❌ ラケットの基礎を学んでいる初〜初中級者:弾みが強く、ラリーが続けにくい
  • ❌ 軽量ラケットでスイングスピードを稼ぎたい前陣速攻型:87g前後はやや重い
  • ❌ テンションラバーのみで戦うスタイル:本機の特性を引き出しきれない

張継科ニューエラを使ってみての印象・評判

実際に触れてみると、第一印象は「思ったより球持ちがある」。アウターカーボンと聞いて構えると、想像より打球感がマイルドで、台上のツッツキやストップでも弾きすぎる感覚は出てきません。フォアでループドライブを打つと、Trio UACカーボン特有の掴み感がはっきり伝わってきます。

打ち込みに移った時の弾道は、「中弾道で前に伸びる」という表現が近いと感じます。バックハンドのカウンターでも、思ったより低く速いボールが返るのが面白いところです。粘着ラバーを貼って試合形式で打ち合うと、相手の上回転に対して下からこすり上げた時の球質が一段重くなる印象があります。

一方で、軽打のミート系プレーには少し向き不向きが出ます。スマッシュ系のスピードよりは、回転量を活かした重い球で相手を押し込むスタイルに合う一本です。ここは先代から大きく変わらない部分で、選ぶ際に意識したいポイントです。

先代「張継科オリジナルカーボン」との比較

比較項目 張継科ニューエラ 張継科オリジナルカーボン
価格帯(税込) 28,600円 27,500円前後
板構成 木材5枚+Trio UACカーボン2枚 木材5枚+アラミドカーボン2枚
板厚 5.3mm 5.7mm
打球感 ハード寄りだが球持ち良 しっかりめで弾道が伸びる
コンセプト 攻守の両立を再設計 粘着+強打を素直に増幅

両者の方向性はそこまで大きく変わりませんが、ニューエラの方が板厚を薄くして球持ちを稼ぎ、現代のラリー戦に対応しやすいバランスにシフトしています。「先代の威力は気に入っていたけれど、もう少しコントロールが欲しかった」という人にはニューエラの方が合うかもしれません。

逆に「とにかく強打で押し切るスタイル」を貫きたいなら、先代の方が素直にその目的に応えてくれます。最終的にはフォア面に貼るラバーとの相性で選ぶのが現実的です。

価格・購入先

希望小売価格は税込28,600円ですが、卓球専門ショップでは2万円台前半まで下がることが多いです。Amazon・楽天市場では並行輸入品も含めて流通しており、グリップ形状(FL/ST/CH)の在庫状況に差が出やすいので、注文前に在庫表示を確認してください。

購入先 特徴
Amazon Prime対応店舗もあり、納期が読める
楽天市場 卓球専門ショップが多く、ポイント還元時はお得
卓球専門店 試打サービスを利用できる場合があり、相性確認に向く

まとめ:張継科ニューエラはこんな人に買ってほしい

張継科ニューエラは、先代モデルの方向性を保ちつつ、現代の卓球で求められる「球持ち」と「ラリー対応力」を上乗せした一本です。粘着ラバーを使う中上級者、両ハンドで強打を繰り出す攻撃型のプレイヤーにとって、選択肢として持っておく価値があります。

「先代の張継科オリジナルカーボンが気になっていた」「DONICの粘着ラバー(ブルーグリップなど)と組ませたい」――そんな方ならまず候補入りさせて損はありません。発売直後で情報量がまだ少ない段階だからこそ、試打できる店舗があれば一度握ってから決めると安心です。

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