スプリングスポンジ搭載「ロゼナ」の 性能・重さ・寿命は?

ロゼナ ラバー

大人気のハイエンドラバー「テナジーシリーズ」と同じスプリングスポンジを搭載しながらも定価5,500円(税込)と驚きの価格で人気を博している「ロゼナ」。

テナジーシリーズは一般的な割引率の通販サイトでも8,000円なので、定価5,500円は同じスプリングスポンジのロゼナは魅力的ですよね。

僕が卓球通販を運営していた時に発売されたのですが、当時から大人気で毎月ランキングに入っていました。今でも根強い人気があるベストセラーラバーです!一方、価格は魅力的ですが性能はどうなのでしょうか!詳しく説明していきます。

 

ロゼナの基本スペック

ロゼナ
  • 商品名:ロゼナ
  • 発売日:2017年4月21日
  • ハイテンション裏ラバー
  • スピード:13
  • スピン:10.8
  • スポンジ硬度:35
  • 厚さ:トクアツ・アツ・中

「“トレランス”を追求したハイパフォーマンス ラバー

世界を驚かせた「スプリング スポンジ」を使用する『ロゼナ』。その特長は、ロゼ色に染められた「スプリング スポンジ」に新開発のトップシートを組み合わせた“トレランス” の高さです。バタフライ独自のハイテンション技術によって十分な威力を発揮しながらも、微妙なラケット角度やスイング方向の誤差を補い、プレーに安定感を生み出します。前陣から中陣のプレーで『ロゼナ』の性能が引き出されるとき、そのパフォーマンスは伝説のラバーに迫ります。

●“トレランス”とは、英語で許容度、寛容度という意味です。打球時の微妙なラケット角度やスイング方向の誤差をカバーしやすい特徴を表現しています。」

バタフライHP参照

ロゼナとテナジーを比べると

テナジーのバタフライの数値がスピード:13、スピン:11.5なので

数値だけ見るとロゼナはスピードはテナジーと同等、スピンは少し劣るというかたちになっいます。実際そうなのでしょうか?

結論、僕が打った感想としては「同じスプリングスポンジ搭載でもテナジーとは別物」です!!安いテナジーを期待して購入するのはおすすめしません。

ではロゼナは微妙なのかというとそうではありません。そもそもテナジーが合うプレイヤー層とロゼナが合うプレイヤー層が違います。簡単にいうと「テナジーは中級〜上級者向け、ロゼナは初級者〜中級者で性能を発揮」です。

テナジーは上級者向け

テナジーは球持ちがよくスピン・スピード性能も高いですが、相手の回転の影響を受けやすく弾むのでコンロトールが難しく技術があるプレイヤーでないとミスが多くなってしまいます。特に台上技術・レシーブミスが出てしまうかと思います。またラバー自体の重量が重く、中学生や女性では振り抜きも悪くなってしまい連打や切り替えしも大変です。あと何より高いですね….

テナジーは回転・弾みをコントロールできる技術、多少重量が重くなっても振り切れるだけの筋力があれば最高のパフォーマンスを発揮することは間違いないと思います。トッププレイヤーにテナジーの使用者が多いのは技術と筋力によってテナジーの性能を最大限に引き出せているからですね。

ロゼナはどんなプレイヤーが使ってもどんな球にもそつなく対応できる

一方ロゼナは相手の回転の影響を受けすぎることなく、スプリングスポンジ + 新開発のハイテンショントップシートによって自分のボールとして打球することがしやすいです。これがトレランスが高いってことですね。回転量に関してもテナジーには勝てませんが、他のスピン系テンションラバーと言われるラバーと遜色ないぐらい回転はかかりますので威力不足になることはないと思います(どちらかというとテナジーが回転に特化しすぎている)

また重量が軽く、初中級者や女性などが貼っても振り切ることが可能なのもメリットです。

プレイヤーレベルを選ばず、性能を引き出せるのがロゼナの最大の特徴ですね!

ロゼナをフォアに使うなら

ロゼナをフォアにした方がいいかたは

  • ラリー重視で安定したプレーを求める方。
  • ラケットの総重量を重くしたくはないけど、回転量が欲しい方
  • スピン系テンションを初めて使ってみたい方・初級者ラバーから一歩ランクアップしたい方

におすすめです!

ロゼナをバックに使うなら

中級者以上であっても、バックは安定を重視したい方にはロゼナはおすすめですね!

バックでガンガンドライブをかけていくタイプでなければ、ロゼナは他のスピン系テンションラバーに比べ回転の影響を受けにくいので、レシーブやミート系の技術がやりやすくバックをロゼナにして安定感を出しつつ、フォアで決める!というのもありですね!

ロゼナの寿命は?

ロゼナの寿命ですが、こちらは通常のラバーと同じく3ヶ月程度でしたね。

スプリングスポンジのおかげか表面が白くなってきても滑るということはなく、3ヶ月時点でも十分状態でした。やはり3ヶ月程度で性能は落ちてはきますが一般的なラバーの寿命ではあるので長くもなく短くもないですね。

ロゼナと相性のいいラケットの組み合わせ

ロゼナは基本的にバランスが取れているラバーなのでどんなラケットでも合うと思います!

より回転重視にしたい方は5枚合板の「アコースティック」や「コルベル」などが相性がいいと思います。

スピードを重視したい方は、球離れが早すぎるカーボン系よりは7枚合板の「SKクラシック」や「スワット」、カーボンが入ってるとしてもインナーカーボン系の「インナーフォースレイヤーALC」などが相性のいい組み合わせでしょう。

 

最後に

ロゼナの魅力をまとめると以下になります。

  • スプリングスポンジ搭載なのに安め
  • スピン系テンションラバーの中では重量が軽い
  • トレランスが高いので安定感のあるプレーが可能

上級者は少し物足りなく感じるかもしれませんが、中級者以下であれば誰でもマッチする万能スピン系テンションラバーですね。打点の早いプレーがやりやすいので僕だったらバックに厚を貼って台上から仕掛けて上回転のラリーの展開に持っていってフォアで決めるパターンでまた使ってみたいです…!!

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