この記事でわかること
- ラウンデルの特徴と性能
- どんなプレイヤーに向いているか
- 実際に使ってみての印象・評判
- ロゼナ・テナジー05との違い
「テナジーはちょっと高すぎる。でも、もう少し弾みがほしい」そんな悩みを持つ中級者に、バタフライのラウンデルはずっと答え続けてきたラバーです。2009年の発売から15年以上にわたって現役のラインナップに残り続けているのは、それだけ多くの選手から支持されているから。価格・性能・扱いやすさのバランスが絶妙で、ステップアップの登竜門として選ばれることが多いラバーです。この記事では、ラウンデルの性能を詳しく掘り下げ、どんな選手に向いているかを正直にお伝えします。
ラウンデルの基本スペック
| 項目 | 内容 |
| メーカー | バタフライ(タマス) |
| 品番 | 05860 |
| カテゴリ | ハイテンション裏ソフトラバー |
| 希望小売価格(税込) | 4,620円 |
| スポンジ硬度 | 35度 |
| スポンジ厚 | 2.1mm / 1.9mm / 1.7mm |
| 性能指標(スピード) | 77(新基準)/ 12.8(旧基準) |
| 性能指標(スピン) | 43(新基準)/ 10.2(旧基準) |
| 性能指標(弧線) | 58(新基準) |
| 発売日 | 2009年5月21日 |
| 原産国 | 日本 |
ラウンデルの特徴・レビュー
一言で表すなら「信頼できる万能型」。尖った性能はないけれど、どんなボールも安定して返せる安心感があります。
特徴①:柔らかいシートが生み出す抜群の球持ち
ラウンデルの最大の強みは、シートの柔らかさから来る球持ちの良さです。スポンジ硬度35度という数値は、テナジー系より明確にソフト。ボールがラバーに接触している時間が長く、しっかりと引っかかりを感じながら打てます。
この球持ちのおかげで、台上技術がやりやすいのが実感できます。フリック、チキータ、ストップといった細かい技術でも、ラバーがボールを持ってくれる感覚があるので、コントロールが利きやすい。スピードで押し込む前に、まず「思ったところに飛ばせる」という基礎能力を高めたいプレイヤーには、この球持ちは武器になります。
打球感は「もっちり」と表現されることが多く、重めのスイングよりも丁寧に触れるプレーと相性が良いです。コンパクトなスイングでも回転がかかるので、バックハンドで使う選手にも評価されています。
特徴②:意図しないミスが少ないコントロール性能
ラウンデルの評価で繰り返し出てくるキーワードが「コントロールしやすい」です。ボールが意図せず飛んでいってしまうことが少なく、スイングした分だけ素直に反応してくれます。
これはスピードと引き換えにしたコントロール寄りの設計によるもの。ロゼナや上位グレードのラバーと比べると弾みは控えめですが、「弾みすぎてオーバーミスが続く」という悩みがある選手には、むしろこの扱いやすさが救いになります。
ブロック時の安定感も特筆できます。相手の強ドライブに対しても、ラバーがしっかり受け止めてくれる感触があり、弾き返す力が強すぎないので台に収まりやすい。守備的なラリー展開でも使いやすいラバーです。
特徴③:スピン性能はそこそこ、質より安定
回転量については、上位ラバーと比べると「そこそこ」という評価が正直なところです。テナジー05のようにループドライブで強烈な弧線を描く、というタイプではありません。ただ、普通のドライブ・フォアハンドで相手のブロックを崩すくらいの回転は十分かかります。
むしろラウンデルで重要なのは「回転の安定性」です。毎回同じような弾道でボールを送れるので、ラリーが長くなっても崩れにくい。試合で使ったときに「回転量が物足りない」と感じるよりも「ミスが減った」と感じる選手のほうが多いはずです。
ツッツキの回転もよく出ます。柔らかいシートがボールをしっかり切ってくれるので、下回転のかかったツッツキで相手を崩すプレーと相性が良いです。
ラウンデルのデメリット・注意点
正直なデメリットも書いておきます。ラウンデルが合わないプレイヤーはいます。
- デメリット①:スピードに物足りなさを感じることがある——ロゼナや上位グレードに比べて弾みが控えめなため、強打でエース級のボールを狙うプレーには向いていません。「もっと飛ばしたい」と思い始めたら卒業のサインかもしれません。
- デメリット②:上級者には性能の限界が見える——スポンジ硬度35度のソフト設定は、高速スイングの力を受け止めきれない場面が出てきます。スイングスピードが速くなってきた中上級以上の選手には、力が逃げる感覚があるかもしれません。
- デメリット③:粘着系ラバーのような弧線は出ない——同価格帯の粘着系ラバーと比べると、山なりの弧線は描きにくいです。弧線重視のカウンタードライブが得意な選手には向いていないことがあります。
こんな選手におすすめ
- ✅ 2〜3枚目のラバーを探している初中級者:初めてのテンション系ラバーとして使いやすく、扱い方を体で覚えながらステップアップできる。
- ✅ オーバーミスが多くて悩んでいる選手:弾みすぎないラウンデルなら、ミスの原因がラバーではなくスイングにあると明確になる。技術の見直しにも役立つ一本に。
- ✅ バックハンドに安定感がほしい選手:コンパクトなスイングでも回転がかかりやすいので、バックハンドのラバーとしても使いやすい。
- ✅ 台上技術を磨きたい選手:球持ちが良く、ツッツキ・フリック・チキータがコントロールしやすい。技術を丁寧に身につけたい選手向け。
- ✅ コスパ重視でバタフライ品質を求める選手:テナジー・ロゼナより安価でありながら、バタフライらしい質感は保たれている。
こんな選手には向いていない
- ❌ 強ドライブでポイントを決めたい攻撃型選手:スピードと弾みが控えめなので、パワー系のプレースタイルとは相性があまり良くない。
- ❌ 中上級以上でスイングスピードが速い選手:ラバーが力を受け止めきれない場面が出てくる。ロゼナ以上のグレードへのステップアップを検討。
ラウンデルを使ってみての印象・評判
実際に打ってみると、第一印象は「素直なラバー」です。スイングした分だけ素直に飛んでいく感覚で、変な癖がない。最初の数球でラリーができるようになる扱いやすさは、初めてテンション系に触れる選手には特に好印象でしょう。
よく挙がる声として「台上がやりやすくなった」があります。フリックが安定する、ツッツキが深くなった、という具体的な改善を感じる選手が多い。球持ちが良いラバーの恩恵が台上で出やすいからです。
一方で、ある程度使い込んでいくと「もう少し弾みがほしい」と感じ始める選手も出てきます。特にフォアハンドで強打を狙う場面で、ボールの質が物足りなく見えることがある。これはラウンデルが悪いのではなく、プレイヤー自身のレベルが上がったサインと捉えたほうが良いでしょう。ロゼナへのステップアップを検討するタイミングです。
バックハンドでの使用感は特に安定しています。コンパクトなカウンターやブロックの返球が安定するという声も実際によく出てきます。フォアはロゼナ、バックはラウンデルという使い方をしている選手もいます。
ロゼナ・テナジー05との比較
| 比較項目 | ラウンデル | ロゼナ | テナジー05 |
| 価格(税込) | 4,620円 | 5,500円 | 8,250円 |
| スポンジ硬度 | 35度 | 35度 | 36度 |
| スピード感 | 控えめ | 中程度 | 高い |
| 回転量 | 安定志向 | 高め | 非常に高い |
| コントロール性 | 高い | 中〜高 | やや難 |
| こんな人向け | 初中級〜中級者 | 中級者 | 中上級〜上級者 |
三者の関係はシンプルで、コントロール寄りから順にラウンデル→ロゼナ→テナジー05と並びます。ラウンデルとロゼナはスポンジ硬度こそ同じ35度ですが、ロゼナはスプリングスポンジを採用しており、弾みとスピン性能が一段上です。価格差は約900円ですが、性能差は体感で明確に感じます。
迷っているなら、まずラウンデルから入るのが正解です。ラウンデルで十分な弾みを感じなくなってきたタイミングで、ロゼナに乗り換えるとスムーズにステップアップできます。いきなりテナジーから始めると、スピードに振り回されてミスが増えることも多いです。
価格・購入先
希望小売価格は税込4,620円。Amazonや楽天市場でも同程度の価格帯で購入できます。セール時はやや安くなることもあります。
| 購入先 | 特徴 |
| Amazon | 最安値になりやすい、Prime対応で翌日届くことも |
| 楽天市場 | ポイント還元でお得になることも、まとめ買いに向いている |
まとめ:ラウンデルはこんな人に買ってほしい
ラウンデルは「扱いやすさ」を最優先に設計されたハイテンション裏ソフトです。スピードや回転量で突出した性能を持つラバーではありませんが、安定して返球でき、台上技術が磨きやすく、オーバーミスが減るという実践的な使いやすさは本物です。
初めてテンション系に挑戦する選手、ミスを減らしてラリーの質を上げたい選手、バックハンドの安定感を求める選手——そういったプレイヤーにとって、ラウンデルは的確な選択肢です。「テナジーには手が届かないけど、安定感のある良いラバーを使いたい」という人には特に自信を持っておすすめできます。
2009年発売から15年以上現役を続けている事実が、その実力の証明です。迷ったら一度使ってみてください。

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