この記事でわかること
- 張本智和 インナーフォース ALCの特徴と性能
- どんなプレイヤーに向いているか
- 実際に使ってみての印象・評判
- インナーフォース レイヤー ALCとの違い
「インナー系カーボンを試したいけど、どれを選べばいいかわからない」という声をよく耳にします。バタフライのインナーフォース系は種類が多く、選ぶのが正直難しい。その中でも「張本智和 インナーフォース ALC」は、日本代表・張本智和選手と共同開発されたモデルとして特別な存在感があります。
この記事では、スペックから打球感まで丁寧に解説します。迷っているなら、ぜひ読んでみてください。
張本智和 インナーフォース ALCの基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | バタフライ(Butterfly) |
| カテゴリ | ラケット(シェークハンド) |
| 品番 | 36991(FL) |
| 希望小売価格(税込) | 19,800円 ※公式HP未確認 |
| 板構成 | 木材5枚 + アリレートカーボン2枚(インナー配置) |
| 板厚 | 6.0mm ※公式HP未確認 |
| 平均重量 | 88g± ※公式HP未確認 |
| ブレードサイズ | 158×152mm(コルベルサイズ) ※公式HP未確認 |
| グリップ形状 | フレア(FL)、中国式(CS) |
張本智和 インナーフォース ALCの特徴・レビュー
一言で言うと、「木材の操作感とカーボンの弾みを両立した、前陣ドライブ型のための優等生ラケット」です。
特徴①:インナー配置ALCが生む「つかむ」打球感
このラケットの核心はアリレートカーボン(ALC)をインナーに配置していること。アウター配置のカーボンラケットだと打球感が硬くなり、ボールを弾いてしまう傾向があります。インナー配置にすることでカーボンの弾みを得つつ、木材に近い「ボールをつかむ感覚」が残ります。
台上でのストップやフリックでも面が安定しやすく、ドライブを打てば球持ちを感じながらしっかり回転をかけられる。弾くだけでなく、かける技術をきちんと支えてくれるラケットだと言えます。
特徴②:コルベルサイズのブレードでスイートスポットが広い
ベースとなったインナーフォース レイヤー ALCと比べて、ブレードサイズをわずかに大きく設計してあります(158×152mm、いわゆるコルベルサイズ)。この差は見た目には小さいですが、実際に使うとスイートスポットの広さに違いが出ます。
ミートやドライブがラケットの端に当たってもそれなりにコントロールできる感覚があり、試合中の不意な打球にも対応しやすい。特に多球練習や試合で疲れてくる後半に、このスイートスポットの広さが安定感を支えてくれます。
特徴③:前陣〜中陣での威力と安定の両立
ラケット自体に適度な弾みがあるため、前陣でのカウンターや引き合いでもしっかりスピードが出ます。ゆるいスイングでは木材ラケットに近い球が出て、振り切るとALCの効果でスピードが乗る。これがインナー系カーボンの一番の魅力です。
ドライブを連打するプレースタイルの人なら、打球ごとに「重い」「軽い」といった違和感なく、一定のリズムで打ち続けられます。安定感があり威力も出る、この二つを高いレベルで両立しているのが、このラケットがロングセラーになっている理由だと思います。
張本智和 インナーフォース ALCのデメリット・注意点
- 後陣での飛距離がネック:中陣より下がると弾みが物足りなく感じやすい。ドッカンドッカンとロングドライブを打ち込む後陣型のプレーには向いていない
- 粘着系ラバーとの相性はそこまで高くない:インナー系カーボンとはいえ弾みは中程度。中国製粘着ラバーで回転量と威力を最大化したい場合は、相性がやや落ちる可能性がある
- 柔らかいラバーには注意:スポンジ硬度50度以下の柔らかいラバーを組み合わせると全体的にソフトになりすぎ、ボールが飛ばなくなることがある
- 重量がやや重め:平均88g程度(公式HP未確認)で、軽さを重視する選手には少し重く感じる場合がある
こんな選手におすすめ
- ✅ 前陣〜中陣でドライブを連打する攻撃型:このラケットが最も輝くプレースタイル
- ✅ 初めて特殊素材ラケットに挑戦する中級者:木材に近い打球感のため移行しやすい
- ✅ テナジーやディグニクスなど硬めのラバーを使う選手:中〜高硬度ラバーとの相性が良い
- ✅ 台上技術とドライブを両立させたい選手:つかむ感覚があるため台上も安定しやすい
こんな選手には向いていない
- ❌ 後陣から強打を打ち込みたい選手:飛距離不足になりやすく、アウター系カーボンの方が合う
- ❌ 中国粘着ラバーをメインに使いたい選手:粘着系との相性を最大化したい場合は別モデルを検討
- ❌ とにかく軽いラケットが好みの選手:88g程度の重量は中量級で、軽量志向の方には不向き
張本智和 インナーフォース ALCを使ってみての印象・評判
実際に打ってみてまず感じるのは、ボールとの接触時間の長さです。インナーALCの球持ちは言葉で説明するのが難しいですが、「ボールに乗っている感覚」と表現するのが近いかもしれません。テナジーやディグニクスを貼った状態でドライブを打つと、ラバーとラケットの両方でボールを包み込む感覚があって、そのまま回転をかけて送り出せます。
よく耳にする言葉が「安定感と威力が同時に出る」という評価です。攻撃に特化したカーボンラケットだとオーバーミスが増えることがありますが、このラケットはそのリスクが低い。カウンターやブロックでも面が安定しやすく、守備場面で崩れにくいのもよく挙がる点です。
気になる点を正直に挙げると、後陣に下がった際の物足りなさです。ドライブを持ち上げる場面で「もう少し弾んでほしい」と感じることはあります。前陣メインのプレースタイルなら問題になりませんが、両ハンドを後ろから打ち合うスタイルだとアウター系の方が合うかもしれません。
インナーフォース レイヤー ALCとの比較
最もよく比較されるのが「インナーフォース レイヤー ALC」です。この2本、スペック上は近いものの使用感には違いがあります。
| 比較項目 | 張本智和 インナーフォース ALC | インナーフォース レイヤー ALC |
|---|---|---|
| 定価(税込) | 19,800円 ※未確認 | 18,700円程度 ※未確認 |
| ブレードサイズ | 158×152mm(やや大きめ) | 157×150mm(標準) |
| スイートスポット | やや広い | 標準 |
| 球持ち | 長め・つかむ感覚が強い | やや短め・弾きやすい |
| スピード | やや高め | 標準的 |
| 向いているプレー | 前陣ドライブ連打・台上重視 | オールラウンド・コントロール重視 |
| こんな人向け | 攻撃型中上級者 | バランス型全般 |
ブレードサイズが若干大きい分、張本智和ALCの方がスイートスポットが広くスピードも出やすい。一方、インナーフォース レイヤー ALCはサイズが小さい分だけ振り切りやすく、細かなコントロールを重視する選手に向きます。「より攻撃的に」なら張本智和ALC、「より丁寧に」ならレイヤーALCという選び方が、ひとつの基準になります。
価格・購入先
希望小売価格は19,800円(税込)。(※公式HP未確認)卓球用品の中では中〜上位価格帯に位置します。Amazonや楽天市場では定期的にセールがあり、15,000円〜17,000円程度で購入できることもあります。
| 購入先 | 特徴 |
|---|---|
| Amazon | 最安値になりやすい。Primeなら即日〜翌日配送対応 |
| 楽天市場 | ポイント還元でお得になることが多い。まとめ買いにも向く |
まとめ:張本智和 インナーフォース ALCはこんな人に買ってほしい
張本智和 インナーフォース ALCは、前陣〜中陣でドライブを連打する攻撃型プレイヤーにとって、完成度の高いラケットです。木材に近い球持ちとALCのスピード・弾みを両立していて、初めて特殊素材ラケットに移行する中級者にも扱いやすい。スイートスポットが広く、試合でのミスが減りやすいのも大きなメリットです。
一方、後陣からの強打メインだったり、粘着ラバーとの相性を最大限に引き出したい場合は、別の選択肢も検討する価値があります。自分のプレースタイルと照らし合わせながら選んでください。
迷っているなら、まずAmazonや楽天で最新価格を確認してみてください。試す価値は十分あります。

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